【ファミコン】なぜスーパーマリオは世界中で愛されているのか?①

1985年、ファミコンで登場した『スーパーマリオブラザーズ』は、ゲーム史を塗り替えた革命的な作品でした。シンプルな操作性や個性豊かなキャラクター、隠しステージやアイテムの発見に夢中になった記憶は、40代にとって特別な思い出です。マリオの始まりはアーケードゲーム『ドンキーコング』の「ジャンプマン」。そこから配管工としての冒険を経て、ゲーム界の象徴的ヒーローへ成長しました。本記事では、懐かしいあの頃を振り返りながら、スーパーマリオがいかにしてファミコン時代の頂点に立ち、現在も進化を続ける存在になったのかを探ります。

マリオの原点 ― アーケードゲーム時代

スーパーマリオの歴史は、1981年にリリースされたアーケードゲーム『ドンキーコング』から始まります。当時、任天堂は世界市場への進出を模索しており、新しいゲームキャラクターが求められていました。ここで生まれたのが「ジャンプマン」、後のマリオです。
彼はドンキーコングにさらわれた女性を救うため、タルを避けながら登っていくキャラクターとして登場しました。

当初の名前は「ジャンプマン」

この時代のマリオには、いくつかの興味深い特徴があります。まず、名前が「ジャンプマン」だったこと。これは、キャラクターが主にジャンプ動作をすることから付けられた仮の名前でした。
さらに、赤い帽子や青いオーバーオールという外見も、当時の技術的制約から生まれたものです。髪型や口の表現が困難だったため、帽子とヒゲでデザインが簡略化されました。

また、「マリオ」という名前は、任天堂のアメリカ支社でのエピソードから来ています。同社のオフィスが入居していた建物の家主、マリオ・セガール氏が由来とされています。

こうして誕生したマリオは、『ドンキーコング』で人気を博し、任天堂の次なる挑戦への布石となりました。

女性の名前は「ポリーン」

ドンキーコングに誘拐されるヒロイン役の女性・・・実は名前はポリーンと言います。マリオシリーズの元祖ヒロインであり、1981年の『ドンキーコング』で初登場。
当初は「レディ」とも呼ばれていましたが、後に「ポリーン」という名前が定着。心優しい性格で、ドンキーコングに何度も攫われながらも、救出後には彼を許す描写がされています。

『スーパーマリオ オデッセイ』ではニュードンク・シティの市長として登場し、主題歌「Jump Up, Super Star!」を披露。
デザインは初期の金髪・ピンクのドレスから、現在の濃い茶髪・赤い衣装へと進化を遂げています。近年は『マリオテニスエース』や『マリオカート ツアー』など、活躍の場を広げています。

「マリオブラザーズ」から「スーパーマリオブラザーズ」へ

続いて1983年にアーケードゲームとして登場した『マリオブラザーズ』は、マリオとルイージが下水道から現れるカメやカニなどの敵を倒すアクションゲームでした。
1人でも2人でも楽しめる内容で、協力プレイや対戦要素が加わった点が大きな特徴でした。特に、「POWブロック」や敵を蹴り落とす仕組みなど、当時のアクションゲームとしては革新的なアイデアが盛り込まれていました。

スーパーマリオへの進化!

しかし、1985年に家庭用ゲーム機ファミコン向けに発売された『スーパーマリオブラザーズ』は、ゲームの歴史を塗り替える存在となりました。本作では、横スクロール型のステージデザインを採用。それまでの固定画面ゲームから冒険の広がりを感じさせる新しい体験を提供しました。
また、ピーチ姫を救うためにキノコ王国を冒険し、クッパと戦うというストーリーが、多くのプレイヤーを魅了しました。

一番売れたファミコンゲーム!

『スーパーマリオブラザーズ』の成功の鍵は、操作性の良さや隠しアイテム、戦略性のあるアイテム使用など、プレイヤーが繰り返し挑戦したくなる要素にあります。
さらに、マリオやルイージだけでなく、クリボーやノコノコといった敵キャラクターも個性的で、プレイヤーの記憶に残る魅力的な存在となりました。

これにより、『スーパーマリオブラザーズ』はビデオゲームの新たな基盤を築き、任天堂を世界的な企業へと成長させる原動力となったのです。

『マリオブラザーズ』から『スーパーマリオブラザーズ』への進化は、ゲームデザインの可能性を広げるとともに、ビデオゲームの新しい形を示した歴史的な瞬間でした。


スーパーマリオが与えた影響と進化

『スーパーマリオブラザーズ』の成功により、マリオはゲーム界を代表するキャラクターとなりました。続編やスピンオフ作品が次々とリリースされる中で、マリオは単なるゲームキャラクターを超え、世界的な文化アイコンへと進化したのです。

時代に合わせた進化!

スーパーマリオシリーズは、常に時代に応じた進化を遂げています。
ゲームのジャンルも多岐に渡りますよね。パズルゲームなどではDrマリオなども有名です。配管工が基本設定ですが、医者にもチャレンジ!活躍の場が広いですね。

例えば、『スーパーマリオ64』では3D空間を自由に探索する体験を提供し、ビデオゲームに新たな基準をもたらしました。
また、最新作ではオンライン機能や新しいアイテムの導入により、現代のプレイヤーのニーズに応えています。

世界的なヒーローに!

さらに、マリオはゲームの枠を越えた存在になりました。アニメや映画、さらにはレゴやアパレルといったグッズ展開を通じて、幅広い世代に親しまれています。

過去にはアニメ映画も放映されているし、海外ではシリーズ化されたアニメもあります。
さらには、カルト映画?とも言われている実写版「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」などもありますね笑

2023年にはアニメーション映画『スーパーマリオ』が公開され、大ヒットを記録。これにより、マリオの人気は改めて世界的な規模で認識されました。
スーパーマリオの映画は大迫力で楽しめるMetaQuestがおすすめです!

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スーパーマリオは、ただのエンターテインメントにとどまらず、ゲーム文化そのものの象徴となっています。その背景には、革新を続ける任天堂の挑戦と、プレイヤーに寄り添うデザイン哲学があるのです。

まとめ

スーパーマリオは、1981年に「ジャンプマン」として誕生し、1985年の『スーパーマリオブラザーズ』でゲーム史を変える存在となりました。
彼の魅力は、シンプルで親しみやすいデザイン、プレイヤーを夢中にさせるゲーム性、そして進化を続ける柔軟性にあります。

ゲームキャラクターとしてだけでなく、映画やグッズを通じて文化アイコンへと成長したマリオは、世代や国境を越えて愛され続けています。
その成功の背景には、任天堂が常に新しい挑戦を続ける姿勢と、プレイヤーへの深い理解があります。これからもスーパーマリオは、私たちの生活に彩りを与え、未来の世代にも愛される存在であり続けるでしょう。

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